10時からという朝早いイベントにも関わらず約20名の方が参加してくださいました。
第1部は元中学校教員で現在はA´ワーク創造館で支援学校の高校生対象の介護員養成研修、大阪市生活保護受給者就労支援事業、ニートのための就労支援講座(「これから学級」「ジョブトレーニング」)などを担当されている園田瞳さんの講演です。
その前に、眠たい目をこすってやってきたみなさんに目覚めてもらうための自己紹介タイムを。
当日のテーマである「教育」や「就職」ついて思っていること、考えていることをフリップ(と称したA4用紙)に記入頂いてそれを用いての自己紹介を行いました。
さて、目も覚め参加者もお互いに打ち解けたところで、園田さんの講演です。
わたしは受付の仕事で外におり、最後少しだけ聞かせて貰いました。
その中でも印象的だったのは、「生徒と教師が日常行っている教育の意味を意識することの必要性」ということです。
例えば、何気なく行っている教育活動の中で培われるものがあります。
係活動でのコミュニケーション能力・問題解決能力の育成。
テストやその過程では知力だけでなく、忍耐力や計画性も養われています。
時に、生徒も教師も無自覚・偶発的に行いがちなこのような教育活動の意味を、学校を出た後の社会へとつなげて捉えなおす園田さんの思考は、教員としての経験、現在のA'での経験から導かれたものだと感じました。
参加者のみなさんも真剣な面持ちで耳も傾けていらっしゃり、それぞれで共感した点や疑問をもった点などがあったと思います。
第2部はそのような「共感」や「疑問」をシェアして頂く対話ワークショップです。
再びフリップ(と称したA4用紙)に「共感」と「疑問」を記入して参加者同士でシェアしました。
その後、5~6名ずつでグループとなり、3つのテーマから1つを選んでのディスカッションです。
A.働くことを考えたとき、学校でもっとこういうことを学びたかった考えたかった。
B.「働く」と「学ぶ」の同じところ、違うところ。
C.「社会」と「学校」はどう違うか、どう違うべきか。
3つ用意したテーマですが、なんと4グループともが「A」を選択していました。
みなさん、「もっとこうやったらよかったのになー」という想いがどこかにあるのでしょうか?
しかし同じテーマでもグループによって様々なディスカッションに発展していました。
「まずは3年続けてみる神話ってどこから生まれたんだろ?」
「なぜ今の時代は自尊心を培うのが大変なんだろ?」
という素朴な疑問。
「小学生には小学生の時間、中学生には中学生という時の過ごし方、高校生・大学生それぞれに。大学生がずっと小学生のようではいけないが、それぞれの段階で経験すべき事もある。」
個人的に共感したお話しです。
”将来のために”といって”今”を犠牲にしたり、抑圧したりしすぎては本末転倒ですよね。
話しが盛り上がってきたところですが…タイムアップです。
アンケートでもご指摘頂きましたが、今回が会場の時間の関係上、少し(かなり?)急ぎ足のタイムテーブルとなってしまいました。
終了後は、まだまだ盛り上がっていた参加者の方とスタッフ、講師の園田さんも交えて会場近くのインド料理屋さんへランチに行きました。
こじんまりしたお店はランチタイムで大盛況。
みんなで身を寄せ合って食べたインド料理も、印象的だったのではないでしょうか。
EDU★COLLEでは8月21日の本イベントに向けてこれからも活動を行っていきます。
7月には第2弾のプレイベントも予定しております。乞うご期待!
link
A´ワーク創造館
食べログ:パリワール新大阪店
http://r.tabelog.com/osaka/A2703/A270301/27014108/
report:shibata